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喜多尾 浩代:『そこふく風』 … vol.1 2014年 2/3 (月)
 
photo by Romina Achats

photo by Nami HIrao




『感覚すること』に着目して、肉体知が突き動かす身体感覚を基点に モノやヒトと交感してゆくプロセス的行為を『身体事』と名付けて、物語り性を排除した身体表現が持つ 気付き と 出会い の可能性を追求しています。ここ数年は、日常的には気に留められず、いつのまにか 存在しないことになってしまっているモノゴトとの出会い をテーマとした(その事柄を示す 『Edge of Nougat』をタイトルとした)無伴奏ソロ作品に取り組む一方で、『身体事』を深めるためのフィールド・ワークも並行して実施してきました。
フィールド・ワークは、風景に溶け込むような『身体事』から始まり、色々な何気ない路地や路地裏を探訪して、観客を集めずに現象的に実施する『路地探』(路地裏探求)に発展し、さらに研究を深める上で、同じ場所における季節毎の『身体事』の探求行為である『敷地内探求』に 辿り着きました。これらの探求は パフォーマンスの形式をとらず、ビデオカメラによって 動画として記録され、映像での紹介と共に、身体の可能性についての印象を語り合う 客観視過程と考察とを繰り返して 深められてきました。
いずれも、身体の内外の情報に対して応答するだけでなく、意識に上る知覚 と 下意識にまで及ぶ身体感覚 に対峙し、随意筋の不随意的動きまで許容し、分散したり 統合されない現象をも受容して、その接点ギリギリでの存在を工夫するプロセスのような時間。即ち、刻々と質的に変化しつづける容態の提示であったと思います。 この度、風通しの良い“大人の(音の)隠れ家”的な存在である 綜合藝術茶房『喫茶茶会記』という 味わい深い場所を、『身体事』の活動の拠点の一つとさせて頂けることになり、その事が大変うれしく又ありがたく…、新たな取り組みに歩を進めたいと思うに至りました。
音が滲みる茶会記のL roomときにはS roomも使って“出会いの空間”に立った時に生じる感覚に支えられた身体を、その光景と共に『輪郭が曖昧なモノゴト』としてジックリ感じとってもらえる、音(オト)と 身体(カラダ)の コラボレーションを企画してみようと思いました。場と生き物とモノとの関係性から派生してくる 感覚の世界を共有できる時間 を紡ぎ出したいのです。その際、僅かな約束事を互いの心に留め置きながら、インプロヴィゼーションの手法によって、ジャンル分けを超えた まるまる『身体事』を展開したいと思っています。まずは、上記のコンセプトを踏まえた上で 独自の方法論で風を送り届けてくださる パフォーマンス アーティスト の みわはるき さん に御協力いただいて、じっくりと『身体事』の探求を深め、 隔回には 他のアーティストをお迎えして、場と身体の内外とに拡がる感覚に支えられた“動きや音や在り様”が観てとれる『身体事』を(年に4回のシリーズとして)繰り広げ、多くの方に味わっていただきたいと思っています。また、日常とは違う感覚の世界が立ち上がり、意識が向かう先に感じ取られるものを“感覚の種”として皆さんにお持ち帰りいただき、その芽吹きを楽しみ、日常や世界を味わい返す切掛けにして頂けたらなあ… と考えています。
感情やイメージへの共感によるものではない出会いの可能性を目指して、コラボレーション(セッション)における身体の在り方についても、時間はかかると思いますがシリーズを通して探りたいと思っています。
どうぞヨロシクお願い致します。
喜多尾 浩代





Hiroyo Kitao's 身体事 @ 茶会記
collaboration series

『そこふく風』 vol.1

みわ はるき ・ 喜多尾 浩代

2014年 2月 3日(月) 開演/20:00
* 開場は、開演の20分前

予約:2,500円(当日:2,800円) 1ドリンク付き

予約/TEL : 03-3351-7904(営業時間のみ対応可)
問い合わせ:sakaiki@modalbeats.com
http://www.nsknet.or.jp/~kitao(喜多尾)
Vol.1 は、 画家・パフォーマンス アーティス の みわはるき さん
を お迎えしての 音(オト)と 身体(カラダ)の コラボレーション
となります。 御来場お待ちしております。ヨロシクお願い致します!
* Vol.2は 5/2(金)20:00~ を予定しています。


会場:総合藝術茶房 喫茶茶会記
東京都 新宿区 大京町2−4(1F)
丸ノ内線 四谷三丁目駅から徒歩2分
http://sakaiki.modalbeats.com/



プロフィール


喜多尾 浩代
幼い頃からドイツ・モダンダンスの系譜の中で踊り始めるが 徐々に逸脱。医(免疫)科学の領域で博士(Ph.D.)となり研究を続ける。2001年に 海外での放浪的表現活動を体験し、『現象として存在する身体ソノモノ』に興味を持ち始める。 現在は、肉体知が突き動かす身体感覚を基点に モノやヒトと交感してゆく プロセス的行為を『身体事』と名付けて、ソロ・パフォーマンス や 気づきのワークショップを 国内外の様々な環境で展開中。2014年2月から、喫茶茶会記での新たなコラボレーション・シリーズにも取り組みます。
http://www.nsknet.or.jp/~kitao





profile photo by naoKW



みわ はるき
野口三千三との出会いをきっかけに、「からだ」を 人間活動の源としての「肉体」と位置づけ、 1976年より美術作品の発表と並行して肉体論としてのパフォーマンスを展開する。
今回は、活動する肉体を ポシェット・ヴァイオリンの音に憑依させて お届けしようと思う。
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