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喜多尾 浩代 の 身体事 @ 茶会記 collaboration series『そこふく風』 vol.4 
喜多尾 浩代 の 身体事 @ 茶会記
collaboration series『そこふく風』 vol.4 
11月 7日(金) 20:00〜
予約 : 2500円 (当日 : 2800円) 1ドリンク付き

vol.3 と同じく、チェリストである 入間川正美さん を お迎えしての
『音と身体のコラボレーション』となります。
どうぞヨロシクお願いします。


入間川 正美
チェロという楽器を用いながら西洋の伝統的な音楽観から離れて、時間の結束を切り開き、
ゆらぎや気息のようなかすかな変化を重ね、たゆたうような音楽を形作るミュージシャン。
1989年に、チェロ奏者として即興ソロシリーズ「セロの即興もしくは非越境的独奏」を開始。
以降、現代美術・実験演劇・音楽家との共演を重ね、新たな可能性を模索し変化し続けている。

喜多尾 浩代
5歳から ドイツ・モダンダンスの系譜の中で踊り始めるが 徐々に逸脱。 医科学(免疫)領域で Ph.Dを取得。
2001年に 海外での放浪的表現活動を体験し、『現象として存在する身体ソノモノ』に興味を持ち始める。
現在は、肉体知が突き動かす身体感覚を基点に モノやヒトと交感してゆく プロセス的行為を『身体事』
と名付けて、ソロ・パフォーマンス や 気づきのワークショップなどを 国内外の様々な環境で展開中。


 
photo by Romina Achats

photo by Nami HIrao





Hiroyo Kitao's 身体事 @ 茶会記 / collaboration series『そこふく風』

『感覚すること』に着目して、肉体知が突き動かす身体感覚を基点に モノやヒトと交感してゆくプロセス的行為を『身体事』と名付けて、物語り性を排除した身体表現が持つ 気付き と 出会い の可能性を追求しています。ここ数年は、日常的には気に留められず、いつのまにか 存在しないことになってしまっているモノゴトとの出会い をテーマとした(その事柄を示す 『Edge of Nougat』をタイトルとした)無伴奏ソロ作品に取り組む一方で、『身体事』を深めるためのフィールド・ワークも並行して実施してきました。
フィールド・ワークは、風景に溶け込むような『身体事』から始まり、色々な何気ない路地や路地裏を探訪して、観客を集めずに現象的に実施する『路地探』(路地裏探求)に発展し、さらに研究を深める上で、同じ場所における季節毎の『身体事』の探求行為である『敷地内探求』に 辿り着きました。これらの探求は パフォーマンスの形式をとらず、ビデオカメラによって 動画として記録され、映像での紹介と共に、身体の可能性についての印象を語り合う 客観視過程と考察とを繰り返して 深められてきました。
いずれも、身体の内外の情報に対して応答するだけでなく、意識に上る知覚 と 下意識にまで及ぶ身体感覚 に対峙し、随意筋の不随意的な…と感じるような動きまで許容し、分散したり 統合されない現象をも受容して、その接点ギリギリでの存在を工夫するプロセスのような時間。即ち、刻々と質的に変化しつづける容態の提示であったと思います。 2014年から、風通しの良い “大人の(音の)隠れ家” 的存在である 綜合藝術茶房『喫茶茶会記』という 味わい深い場所を、『身体事』の活動の拠点の一つとさせて頂けることになり、その事が大変うれしく又ありがたく…、新たな取り組みに歩を進めたいと思うに至りました。
音が滲みる茶会記のL roomときにはS roomも使って“出会いの空間”に立った時に生じる感覚に支えられた身体を、その光景と共に『輪郭が曖昧なモノゴト』としてジックリ感じとってもらえる、音(オト)と 身体(カラダ)の コラボレーションを企画してみようと思いました。場と生き物とモノとの関係性から派生してくる 感覚の世界を共有できる時間 を紡ぎ出したいのです。その際、僅かな約束事を互いの心に留め置きながら、インプロヴィゼーションの手法によって、ジャンル分けを超えた まるまる『身体事』を展開したいと思っています。まずは、上記のコンセプトを踏まえた上で 独自の方法論で風を送り届けてくださる パフォーマンス アーティスト の みわはるき さん に二回連続で御協力いただいて、じっくりと『身体事』の探求を深めることができました。二回連続で実施した直後に、三回目のコラボレーション・シーンがビジュアルとしてイメージでき、その環境を逆に探してみようと思い始めています。
そんなわけで、チェリストの入間川 正美 さん にも二階連続で御協力いただくことにして、三回目のコラボレーションのイメージとも出会ってみたいと思っています。
今後も他のアーティストをお迎えして、場と身体の内外とに拡がる感覚に支えられた “動きや音や在り様” が観てとれる『身体事』を(2015年からは年に2回シリーズとして)継続実施し、多くの方に味わっていただきたいと思っています。また、日常とは違う感覚の世界が立ち上がり、意識が向かう先に感じ取られるものを “感覚の種” として皆さんにお持ち帰りいただき、その芽吹きを楽しみ、日常や世界を味わい返す切掛けにして頂けたらなあ… と考えています。
感情やイメージへの共感によるものではない出会いの可能性を目指して、コラボレーション(セッション)における身体の在り方についても、時間はかかると思いますが…
シリーズを通して探りたいと思っています。どうぞヨロシクお願い致します。
喜多尾 浩代
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