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ベネズエラ音楽 Café negro 通信 2015/6/16 (アルピスタ・川嶋菜穂子筆)
日本でも有名なベネズエラの曲
「コーヒー・ルンバ」を世界的に広めた
Hugo Blanco (ウーゴ・ブランコ) が天に召されました。

彼はアルパ奏者であり、叔父のJose Manzo が作った原曲
「Moliendo café (モリエンド・カフェ) コーヒー豆を挽きながら」を
オルキデアというリズム様式で演奏したことで
瞬く間に大ヒットとなりました。

日本では むかしアラブの偉いお坊さんが〜 の歌詞で
なじみ深い曲ですが、原曲の歌詞はまったく違う内容です。

それは、コーヒー農園ではたらく男、マヌエルのかなわぬ恋の歌。
豆を挽く音は呻き声にも似ている・・・

南米のハープを習い始めて、
この曲がベネズエラ産であることを知りましたが、
日本語に訳すことは、むずかしく、あやういもの、とも思いました。

原曲に忠実な内容の訳詞を知り、わたしなりに咀嚼して
コーヒーの在る風景、あの香りを感じ想う様々な「時」に
こころ馳せ、自分のなかの小さな経験を総動員(といっても数年前の時点では20パターンほどでしたが年々増え続けています・・・)して
演奏に臨んでいました。

ほかにも、Playa colorada(紅の浜辺)、Dos Esclavos(哀しきルンバ)など
わたしが掻き立てられる曲はどれもHugo Blancoのつくった曲。
これからも彼の曲を演奏していきたいと思います。

ベネズエラから14,600km以上離れた、この東京でも
わたしだけでなく多くのアルピスタが彼のつくった曲を演奏しています。
蒔かれた種は確実に育っているのだと思います。


Naoko Kawashima

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