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北里義之・2015/8/9 吉本裕美子 meets 木村 由「真砂の触角 其之八」


数日前におこなわれた木村由ソロ公演「ひかげぼっこ」(8月4日)から間を置かず、彼女がギターの吉本裕美子さんと共演する「真砂の触角 其之八」がおこなわれました。

2011年に即興演奏に目覚めてから、いろいろなタイプの演奏家と組んで即興ダンスしている木村由さんのセッションのなかで、半年ごとのシリーズ公演「真砂の触角」は、最初期から持続しているデュオ。衣裳、照明、家具の配置など、木村さんがもっとも演出に凝るタイプの公演で、過去に何度となく名場面を生み出してきました。

今回は、それらの名場面を引用するような形で、一種の語法化された即興ダンスがおこなわれたと思います。イディオマチックな即興は音楽で常套的なものですが、木村さんの場合は、過去におこなわれた固有の場面が「語」の役割を果たしています。頭にかぶったチュチュ地の布、机のうえに立ちあがって観客や共演者を見下ろす大女の踊り、椅子のうえからダラリと床に垂れさがる屍体、靴を脱いで放り投げる動作、演奏家の周囲を回りながらの踊りなど、木村さんの即興ダンスではお馴染みの要素や場面が、切れ目を持たない吉本さんのギターサウンドを地にして展開していくという感じ。

ときどきの突発事故もあり、今回は、ステージ奥の壁になっている縦格子の一枚が倒れてくるというハプニングが発生しました。



北里義之
http://news-ombaroque.blogspot.jp/



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