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ベネズエラ音楽 Café negro 通信 2015/9/7(アルピスタ・川嶋菜穂子筆)


蝉の鳴き音。蟻の群れ。

「ナゴシノハラエ」

夏の気配とともに衝撃的な告白からはじまる
愛のものがたり。

男と女。親と兄妹。血の濃さゆえの業ふかき。
ドロドロ系かと思いきや、
清々しく、きれいで、爽やかさがありました。

なんとなく絶望とともに終わる、このテのお話。
ですがこれは、家族みんなそれぞれに
明日へと向かう、あかるい希望のみえるものでした。

「川」が大切な役割を果たしているこの作品。
流れ流れて大海へ出でる水。
流しても流しても流しきれないもの・・・

自分の力ではどうしようもできない何か。
それを抱えながら、自身の一部にして、生きていく。

燃えるような夕焼けのワンシーンが映った瞬間、
図らずもベネズエラのあの曲が、私の中で鳴りました。

情景ゆたかな映像とともに
監督の大原とき緒さんのつたえたいことが
じわじわとしみてくるように思えました。

上映の前に、映画のテーマ曲といくつかの
シャンソンとタンゴを演奏された
上原英里さん。
しなやかにおおらかに 謡いあげるギターの弾き語り。
一抹のせつなさと、希望の感じられる静かで強く美しい調べ。

なにかと涙多き8月。夏の終わりのやさしい雨。
季節は秋の深まりへむかいます。











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