<< 北里義之 筆・10/18 木野彩子:一期一会 vol.3 with 森重靖宗 | main | 2015/11/22(sun)Yasuko Suzuki Presents "気狂いの彼方へ" >>
北里義之 筆・新井陽子:焙煎bar ようこ vol.3「ショスタコーヴィチと即興」

11月18日(水)喫茶茶会記で定期公演されている新井陽子さんの「焙煎bar ようこ」、本年度最後となる第3弾『ショスタコーヴィチと即興』がおこなわれました。これまで阿佐ヶ谷ヴィオロンで開催されてきたプログラムを喫茶茶会記に移してのライヴで、前後半にわかれたセットのそれぞれで、ピアノの即興演奏とショスタコーヴィチ『24の前奏曲とフーガ』(1951年)から選曲された楽曲をあわせて演奏するというもの。この日は第13番、第14番、第15番、第16番が演奏されました。即興だけの場合、内部奏法やリコーダーなど小物の演奏で、展開にバリエーションをつけるのを常套手段にされている新井さんですが、ショスタコーヴィチの世界に相対してのクラシック演奏は、即興が身体を意識から解放させる方向に働くのと違って、もっと精神的なもの、イマジナリーな部分が触発されるらしく、意識せずに豊かな表情が出てくるようでした。身体のありようを内側からダイレクトに変えてしまう楽曲演奏は、即興演奏だけの場合よりも、場に身体のバラエティを持ちこむことになって、新井さんの音楽世界を、さらに生き生きと聴かせるものになっていたのではないでしょうか。


コメント
コメントする