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ベネズエラ音楽 2018/7/22(アルピスタ・川嶋菜穂子筆)


近ごろ針と糸で手仕事をしている。
ときには雑念で
あたまの中はグルグルだが
そんな時でも手の動きは一定だ。
生身の人間の仕業には
ゆれ があって ゆがみ がある。

十数年前だろうか
Illustratorでマウスで描かれた線画に
妙な味わいを感じたことがある。
線のあいだの ほのかな気配
やわ熱い血の ぬくもりにじむような
操作している人間の意志を
じわじわ感じたことを憶えている。

精緻な機械を使おうが
紙と鉛筆を使おうが
人間の手が産み出すものには
沸点を超えて迫る何かがある。

手仕事は完璧をめざしながら
計らずもその域から外れ
その先の境地へ誘う。

ゆれ ゆがみ が
ゆらぎに変わり
心地よさへと誘うならば
仕合わせということだろう。

そして手仕事は
お腹が空く。
ベネズエラ産カカオの
チョコレートと一杯の珈琲が
至福のごちそうだ。


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