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「父と暮せば 2018 進化する伝統」喫茶茶会記店主筆
20180822


2008年度より続いている有志の会「父と暮せば」。
有志の会とは故西本裕行さんを囲む会ともいえる。
2015年の春に西本さんが亡くなられ、公演が危ぶまれたが
有志の会の頭脳・河田園子の気合の演出により、吉田直子一人で実演した。
当初、本会はこれで終焉を迎えるのだと嘆いてたところ
不屈の精神で現在に至っている。
吉田直子一人ヴァージョンでは今回三回目である。
このような経緯のみで当事者的に感動してしまい透徹な審美眼が損なわれる。

無論、まったくそのような経緯を知らない方も多い。
ほとんど脚本をかえずとも類型に陥らない常に鮮度をもった実演
今回は天気もあったかたと思うが、沢山のお客様が感動されていた。
西本さんのスピリットを有志の会が継承している証憑である。



数々の回想が思い出される。

茶会記スタッフの本田万里子(Hikki)の感想を添えて

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井上ひさし原作「父と暮せば」千秋楽。
有志の会からなる十年もの歳月のある戯曲公演。会場となる茶会記が出来立ての頃よりずっと。私は全公演三日間の内、週末の二日だけのお手伝いに成りましたが本当に代えがたい体験であり、日常を呑気に過ごしては受けとれない程の感激がありました。

言葉にすれば陳腐で。観覧した後は流れ出た鼻や涙を止めようと、その行為に集中して感受した物を言葉に変えるのを止めるよう意識しました。そうしないと心が落ち着けられなかった。

家族、父、好きな人、日常、広島、原爆、哀しみ、遣る瀬無さ、怒号、思い遣り、愛、継いてきた物、語ってゆく事、時代。
人にはいつか別れがある。が、それらは必然で、今の私達が続けて行かなければ成らぬ(と断言出来る)ものは必ず在る。そう思いました。
物語と現実のものが織り重なり。一人芝居の主演の直子さんが舞台に凛々しく立ったその姿に、視線を向けられなかったけれど、心からエールの気持ちが込み上げた。

満席でお断りの方も出ていたのに無理矢理観ろ‼︎と言ってくれたうちの店主と、快諾して下さった有志の会の皆様、演出の園子さん、有難う御座いました。観れて本当に善かったです。

今年は平成最後の夏です。
何やらもう追えない程の様々が錯綜する今。
私は年を老いて行っても同時代性を代わる代わる持ち続けよう。その旅。その旅。と。
長くなりました。
「父と暮せば」公演は今後も茶会記で上演されます。是非夏の日に一度御観覧下さいませ。茶会記での今年の上演は終演です。あしからず。


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2014/8/19 西本裕行、吉田直子

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