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「""口承音楽"という新しい考え方" 〜山村暮鳥のうた・ディスクリリース」喫茶茶会記店主筆
20190318



大野 慎矢率いる「山村暮鳥のうた」。
隔月茶会記開催の「うたのとぐち其の二十」 先日終了した。
「山村暮鳥のうた」の特質は明瞭な言葉で暮鳥の意志をトランスデュースしていること。
よくある言葉をシャウト的にデフォルメしすぎて何を言っているかわからないことはない。
音を何度もきけば読まずとも言葉が血肉に食い込んでくる。腑に落ちる。
藝術鑑賞者によくある衒学的に頭でプロット・蒐集する違う次元で入ってくる。
そのことは一貫した長き演奏活動で実証・担保している。
上記音楽的アプローチによるアクテビティは意外に他にはない。

「古典の再生産」についての難解な命題は茶会記のコアテーマの一つ。
それに対する明確な新進の試みを実践しているのが「山村暮鳥のうた」。
俯瞰的にとらえれば
演劇でいえばスタニスラフスキーシステムを喚起する。
しっかり原典をトレースすることと己の人生を折衷させること。
そのことの緊迫感がこのCDにて確認可能になる。
新しい息吹の嚆矢。長きの試みが音源として樹立した。

顕在化している「口承文学」という荘厳。
そしてその発展形といえる"口承音楽"という普通名詞をこのディスクから想起している。


天上の暮鳥さんもとても嬉しく思っていると考えている。その確信的妄想に尽きる。


2019年2月15日発売
定価 2000円+税


<参加>

植村昌之:ウクレレ

菅原雄大:チェロ

宮坂洋生:コントラバス

ロケットマツ:アコーディオン、ピアニカ、マンドリン
松井亜由美:ヴァイオリン

川松桐子:トロンボーン
​野津山智一:クラリネット


<意匠>
​小倉紘(GRAFFIC FACTOR)

https://otonomadobe.wixsite.com/bocho/discography
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