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2020/4/24(fri) 「Interpretation-白石雪妃の美の内奥について」 phase 1
※本イベントは19:30にHPにて掲載されます。(無料)
※19:00掲載告知を受けられたお客様、お詫びいたします。


白石雪妃(書家)*上田晃之(演出・喫茶茶会記副店主)

ベースコンセプト

ライブイベントについての説明について考えてみました。
テーマについての逸話や表現技法、実演者の履歴についてのものが多く
実演者の精神の内奥(ないおう)についての話は少ないと考えています。
本会は内奥に興味のある方のためのものです。
無論、実演者の心音を言語として表出させることをよしとしない考え方もあります。
あえてそこに切り込んでみたいと考えました。
雪妃さんのパフォーマンスはゆっくりと推移していくものです
実演者の美のその場その場の意識。それを誠実に汲み取っていく試みを共有できればと思います。
この試みは雪妃さんの作品について副店主上田が解釈、その内容を定刻にHPにアップいたします。 美の内奥に言語的解釈にて迫りたいと思います
本会は phase 1、phase 2は喫茶茶会記での実演を交える予定になります

福地(店主)



白石雪妃 【私の概念】

私のジャズと書道のコラボの原点は、ジャズと書道の即興の共通性についての対談にあった。
(松井秋彦氏によるセレンディピティについての考察@喫茶茶会記)
きっかけになったのは、マイルス・デイビスのアルバム「Kind of blue」に書かれたビル・エバンスのライナーノーツである。
「芸術家が自発的にならざるを得ない日本の視覚芸術がある。芸術家は極薄い紙に特別な筆と黒い水(墨)を使って書く際、動作が不自然になり中断されると、線は乱れ、紙は台無しになる。消去や修正は不可能だ。芸術家は熟考が介入することのできない直接的な手法を用いて、手と脳のコミュニケーション(交感)により、瞬時にそのアイデアを表現させるという特別な鍛錬を積まなければならない。」
だから生に勝るものはないと思っているし、模倣はできても藝は盗まれない。
書は「一回性」のものであるから、醍醐味であるワクワク感に任せようと思っても、瞬時に対応できる手がないと不可能。だから的確な確実な準備を怠ってはならないのであり、それゆえ、全てにおいて相思相愛が成り立つのである。いつ求められても応えられること。
「藝に遊ぶ」という言葉があるように、教養が増えれば増えるほど表現の幅も広がる。
そしてそのうち、ちょちょいと書いてよと言われ始める。
「楽に見えれば一人前」である。表面は白鳥のように優雅でも足元は必至でなければいけない。
「書はひとなり」私の人生は常に書にあらわれる、という覚悟。

同時に想いも伝わる素晴らしい書道というツール、方法、文化、芸術、表現。
瞬間的に心をとらえるセンス、空間の美しさ、書の線質を追及し続ける。
伝統的な書の世界を伝えつつ独特のスタイルで、総合芸術としての書道を探求する。

私は、書道を通じてすべてに関わることができると思っている。
だから書くこと、書道で表現すること、に関してすべてを引き受ける。

地域に生きて社会に貢献し、人と繋がって世界と繋がって、持続可能な融合を追求しながら、日本に生き続ける。全てに感謝し、その瞬間を共有したい。

「私のスタイルを実際に生で見て体感・体験してほしいと願います。」


上田 晃之 UEDA AKIYUKI
1980年9月6日生まれ。劇作家、演出家、役者。大学にて日本文学を学び映画研究会に所属する。卒業後、詩歌の出版社にて編集者、教材制作会社勤務等を経て 2012年より戯曲執筆を開始。以後、四谷三丁目の文化サロン喫茶茶会記を拠点に、自身が作演出した舞台作品を次々と発表。また、演劇・パフォーミングアーツ等への出演多数。2015年よりロラン・バルト著「恋愛のディスクール・断章」を上演するワークショップを開催。2017年、坂口安吾原作「戦争と一人の女」の構成・演出をして3都市で主催公演。脱構築的、映像的な演出に特徴がある。



(参考)2018 白石雪妃*福地史人

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